イベントやマルシェ、商業施設の集客に、キッチンカーは強力な武器になります。美味しい食べ物の香りと出店の賑わいは、それ自体が人を呼び、会場を華やかにします。
「自分のイベントにもキッチンカーを呼びたい。でも、どうやって依頼すればいいの?」——この記事では、イベント主催者や施設運営者に向けて、キッチンカーの呼び方、費用の考え方、募集から当日までの手順を解説します。
なぜイベントにキッチンカーが有効なのか
キッチンカーをイベントに呼ぶメリットは、単に「食べ物が売られる」だけではありません。
- 集客力が上がる:食は来場の動機になる。「美味しいものがある」こと自体が人を呼ぶ
- 滞在時間が延びる:飲食があると来場者が長く滞在し、イベント全体が盛り上がる
- 設営が不要:キッチンカーは自己完結型。主催者側が厨房や設備を用意する必要がない
- 会場が華やかになる:カラフルなキッチンカーが並ぶ光景は、それ自体が魅力的な演出になる
こうした理由から、フェス、マルシェ、スポーツイベント、商業施設の催事など、さまざまな場面でキッチンカーが活用されています。
キッチンカーを呼ぶ方法
では、実際にどうやってキッチンカーを呼ぶのか。主な方法を紹介します。
1. 知り合いのキッチンカーに直接依頼する
すでに面識のあるキッチンカー事業者がいれば、直接声をかける方法です。手軽ですが、自分の人脈の範囲に限られ、イベントの規模やジャンルに合う出店者を集めるのは難しいこともあります。
2. SNSで募集する
SNSで「キッチンカー募集」と告知する方法です。ただし、狙った条件(ジャンル、台数、日程)に合う出店者が集まるとは限らず、やり取りの管理も煩雑になりがちです。
3. マッチングサービスで募集する
出店場所を提供したい主催者と、出店したいキッチンカーをつなぐマッチングサービスを使う方法です。全国のキッチンカー事業者に募集を届けられるので、イベントの規模やジャンルに合った出店者を効率的に集められます。台数を揃えたい場合や、特定のジャンルを集めたい場合にも便利です。
出店料・費用の考え方
キッチンカーを呼ぶ際の費用は、主に「出店料」のやり取りで成り立ちます。一般的には、次のような形があります。
- 固定制:1日あたり定額の出店料を、キッチンカー側が主催者に支払う
- 売上歩合制:売上の一定割合を出店料とする
- 無料・逆に謝礼:集客のためにイベント側がキッチンカーに出店してもらう場合、出店料を取らない、または謝礼を払うケースもある
出店料の相場は、平日で1台3,000円〜1万円、週末や集客力の高いイベントではそれ以上になることもあります。イベントの集客規模と、キッチンカー側の売上見込みのバランスで決まります。
募集から出店当日までの流れ
キッチンカーを呼ぶ際の一般的な流れは次の通りです。
- 募集内容を決める:日程、場所、必要な台数、希望ジャンル、出店条件(出店料など)を整理する
- 募集・依頼する:マッチングサービスやSNS、直接依頼で出店者を募る
- 出店者を選定する:応募のあった中から、イベントに合う出店者を選ぶ。過去の実績やメニューを確認する
- 条件をすり合わせる:出店料、営業時間、電源・給水の有無、搬入方法などを確認する
- 出店当日:出店者を会場に案内し、スムーズに営業してもらう
来場者に喜ばれるキッチンカーの選び方
せっかくキッチンカーを呼ぶなら、来場者に喜ばれる出店者を選びたいものです。ポイントは次の通りです。
- ジャンルのバランス:複数台呼ぶなら、フード系・スイーツ系・ドリンク系をバランスよく。同じジャンルばかりだと来場者が飽きる
- イベントの客層に合うか:ファミリー向けイベントなら親子で楽しめるメニュー、若者向けなら映えるメニュー、というように客層に合わせる
- 提供スピード:混雑時にさばける出店者だと、行列が長くなりすぎず、来場者の満足度が保てる
- 見た目・清潔感:清潔でおしゃれなキッチンカーは、会場の雰囲気を良くする
当日の運営で押さえるポイント
搬入・設営の段取り
キッチンカーの入場時間、駐車位置、搬入経路を事前に明確にし、当日スムーズに設営できるよう案内します。複数台が同時に入る場合は、時間をずらすなどの調整が必要です。
電源・給水の確認
各キッチンカーが必要とする電源や水を、現地で用意できるか確認します。用意できない場合は、事業者が自前で準備できるよう事前に伝えます。
配置とレイアウト
来場者の動線を考えて、キッチンカーを配置します。人が集まりやすく、行列ができても他の動線を妨げない場所を選びます。複数台を並べる場合は、来場者が回遊しやすいレイアウトにします。
天候対策と中止基準
屋外イベントでは、荒天時の対応をあらかじめ決めておきます。中止・延期の基準や連絡方法を、出店者と共有しておくとトラブルを防げます。
効率的にキッチンカーを集めるなら
キッチンカーを呼びたいけれど、「どこに声をかければいいか分からない」「条件に合う出店者を自分で探すのは大変」——そんなときに便利なのが、出店者と出店場所をつなぐマッチングサービスです。
主催者側は、日程や希望条件を掲載するだけで、全国のキッチンカー事業者から応募を集められます。掲載は無料です。
常設で入れたい場合は駐車場をキッチンカーに貸すには、スーパーや商業施設ならスーパーの駐車場にキッチンカーを誘致するにはもあわせてどうぞ。
台数やジャンルを揃えたい場合も、効率的に出店者を見つけられます。イベントの集客力を高め、会場を盛り上げるために、こうしたサービスを活用してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
イベントにキッチンカーを呼ぶには、いくらかかりますか?
主催者側が費用を払うのではなく、出店者から出店料を受け取る形が一般的です。出店コネクトナビで募集中の案件では、単発イベントの多くが歩合制(売上の10〜20%)、常設は固定制が中心でした(2026年9月2日時点、募集中110件より)。相場の内訳はキッチンカーの出店料の相場にまとめています。
何台くらい呼べばいいですか?
来場者数から逆算します。1台が1日に出せるのは、混雑時でおよそ100〜200食が目安です。来場1,000人なら2〜3台、3,000人なら5台以上が現実的です。台数を増やすほど1台あたりの売上は下がるので、出店者が「また来たい」と思える台数に抑えるのがコツです。
ジャンルはどう組み合わせればいいですか?
食事・スイーツ・ドリンクを分けるのが基本です。同じジャンルが並ぶと売上が割れ、出店者が次回から来なくなります。出店コネクトナビの登録では食事601店・スイーツ510店・ドリンク476店と母数があるので、組み合わせは選べます。
どのくらい前から募集すべきですか?
2〜3か月前が目安です。人気の日程は出店者の予定が先に埋まります。とくに土日と大型連休は早く埋まるので、日程が決まった時点で出しておくのが確実です。
雨が降ったらどうなりますか?
中止・延期の基準と連絡方法を、募集の時点で決めて伝えておいてください。 出店者は前日に仕入れをします。当日の朝に「中止」と言われると、仕入れ分がまるごと損になります。決めていないことが、いちばん揉めます。
まとめ

イベントにキッチンカーを呼ぶ方法について、要点を振り返ります。
- キッチンカーは 集客力アップ・滞在時間延長・設営不要でイベントに有効
- 呼ぶ方法は、直接依頼・SNS・マッチングサービスなど
- 費用は 出店料のやり取り(固定制・歩合制など)。相場は1台3,000円〜
- 流れは「募集内容を決める → 募集 → 選定 → 条件すり合わせ → 当日」
- 来場者に喜ばれるには ジャンルのバランスと客層への合致がポイント
- 当日は搬入・電源・配置・天候の4点を先に決めておく
- 効率的に集めるなら、全国の出店者に届くマッチングサービスが便利
キッチンカーを上手に活用して、賑わいのあるイベントを作りましょう。