
出店先を毎回自分で探すのは大変です。声をかけてもらえる側になりたい、というのは多くの出店者が思うことでしょう。キッチンカーに出店を依頼したい側(施設・主催者)の方は、キッチンカーの依頼・手配をご覧ください。
「実績を積む」「SNSで発信する」といった説明はよく見かけますが、時間がかかるうえに、いつ効くのか分かりません。 もっと早く、確実に効くことがあります。
出店コネクトナビの登録は3,521店舗。そのうち出店者ページが公開されている1,398店舗の登録内容を数えたところ、大半が埋めていない項目がありました(2026年10月17日時点)。
- 写真を載せているのは587店舗(42%) … 6割近くは1枚も載せていない(公開済みの1,398店舗のうち)
- メニューを載せているのは669店舗(48%) … 半分以上が未登録
- 店名を入れているのは1,102店舗(79%) … 2割は代表者名だけ
つまり、埋めるだけで上位半分に入れます。
依頼する側が何を見ているか
まず、選ぶ側の画面がどうなっているかを説明します。
見られ方は2通りあります。
1つは、応募したときの一覧です。 運営の画面には、応募者ごとに店名・ジャンル・対応エリア・書類の状況(承認済み/審査中/未提出)が並びます。募集者の画面には出店者名と希望日が出ます(出店者名が出るのは、出店者ページを公開している人だけです)。
もう1つが、出店者ページです。 これが大きい。
会員ページで「公開を申請する」を押し、運営が確認すると、あなたの出店者ページが公開されます。写真・ジャンル・メニューと価格・対応エリアが載る、誰でも見られるページです。屋号を入れたうえで、写真とメニューを1つ以上ずつ載せる、メニューを3品以上載せる、紹介文を30字以上書くのどれかを満たすと、検索エンジンにも出る対象になります。 中身の少ないページは、ページとしては見られますが、検索には出していません。募集する側が「この店はどんな車か」を確かめるのも、施設が出店者を直接さがすのも、このページです。
登録しただけでは公開されません。 申請を出していない出店者は、この入口を丸ごと逃しています。マッチングサービスの3つの型(募集に応募する・依頼が来る・手配会社が割り振る)の違いはマッチングサービスを比較する8項目で説明しています。
名前だけのページと、写真とメニューが並ぶページ。 どちらに声をかけるかは、考えるまでもありません。
「実績を積んでから」と考えている間に、実績のない人でも埋められる項目で差がついています。
写真がないと、何を売る車か分からない
いちばん効くのが写真です。6割近くの店舗が1枚も載せていません。
出店者ページに写真がないと、見た人はどんな車が来るのか分からないままです。施設の景観を気にする商業施設や、学生の目に触れる学校では、これは通しにくい理由になります。
載せるべきは3種類です。
- 車両の外観 … 正面から、全体が入るように。のぼりや装飾も含めて
- 提供中の様子 … 販売している場面。にぎわいが伝わる
- 商品 … 実際に出している料理。盛り付けが分かるもの
プロの撮影は要りません。 明るい時間に、スマホで、まっすぐ撮れば十分です。何も無い状態と比べれば、その差のほうがはるかに大きいからです。
メニューは「価格まで」入れる
メニューを登録しているのは半分以下(48%)です。
出店者ページを公開している店のメニュー3,815品を見ると、価格はほぼ全品に入っています(3,811品) が、写真があるのは2,945品(77%)でした(品数は2026年10月19日時点)。メニューを入れる人は価格まで入れる一方、写真は2割ほど抜けています。
価格が分かると、見た人は客単価をその場で見積もれます。 「昼に300食出る場所に、単価800円の車を呼べば売上はこのくらい」という計算ができます。計算できる相手は、呼びやすい相手です。ほかの店がどの品をいくらで載せているかは、登録メニューを数えたキッチンカーの人気メニューにあります。
書類は「承認済み」まで進めておく
運営の応募者一覧には、書類の状況も並びます。 承認済み・審査中・未提出のどれかが表示されます。
応募するには、プロフィールの必須項目(写真・メニュー・紹介文など)をすべて入力しておく必要があります。 書類がなくても応募は通ります。ただし選ぶ側から見れば、承認済みがそろっている人のほうが安心です。
必須の書類のうち、営業許可証や保険は取得や更新に時間がかかります。募集が出てから慌てても間に合いません。 何が必要かはキッチンカーの出店に必要な書類にまとめました。
あなたが競っている相手は何店いるか
埋める理由をもう少しはっきりさせます。同じ案件を狙っている出店者が何店いるかを見てください。
公開されている1,398店舗の対応エリアを数えると、こうなります。
| 都道府県 | 対応できる出店者 | 募集中の案件 |
|---|---|---|
| 東京 | 772店 | 31件 |
| 埼玉 | 552店 | 17件 |
| 神奈川 | 548店 | 28件 |
| 千葉 | 471店 | 24件 |
| 茨城 | 275店 | 17件 |
東京は、1件の募集に対して20店以上が候補になります。 対応エリアは複数選べるので単純な倍率ではありませんが、選ぶ側には常に複数の候補がいるということです。
数字の見方をひとつ。大阪は289店が対応できると登録していますが、いま募集中の案件は2件だけです。 登録者が多い地域に募集が多いとは限らないので、隣接県まで対応エリアを広げておくと、応募できる案件が増えます。
ジャンルでも同じことが言えます。
| ジャンル | 登録数 |
|---|---|
| 食事 | 618店 |
| スイーツ | 532店 |
| ドリンク | 492店 |
| 物販 | 37店 |
ジャンルは複数選べるので、合計は登録数を超えます(542店が2つ以上を選んでいます)。重複を除くと、食事かスイーツを出している店は793店。それでも全体の半分以上です。この中から選ばれるのに、名前だけで並んでいるのは不利です。
逆に言えば、写真とメニューの両方が埋まっている3割あまり(489店)の中に入るだけで、比べられる土俵に乗れます。
いちばん強いのは「同じ場所に通うこと」
ここまでは応募が通りやすくなる話でした。依頼が来る側になるには、もう一段あります。
募集中の129件のうち、118件(91%)が常設です。毎週・毎月くり返し出られる案件が主流です(出店場所の探し方)。
常設に通うと、こうなります。
- 施設の担当者と顔見知りになる
- 「次も来てほしい」と言われる
- 系列の別店舗や、系列外の紹介につながる
チェーンのスーパーや商業施設は、同じ運営会社が複数の店舗をまとめて募集しています。1店舗で信用されれば、声がかかる範囲が一気に広がります。
単発のイベントを渡り歩いても、この関係は積み上がりません。毎回ゼロからです。
やる順番
効く順に並べるとこうなります。
| 順番 | やること | かかる時間 |
|---|---|---|
| 1 | 写真を3枚載せる | 30分 |
| 2 | メニューを価格つきで登録する | 1時間 |
| 3 | 店名を入れる(2割は代表者名のまま) | 1分 |
| 4 | 出店者ページの公開を申請する | 1分 |
| 5 | 必須の書類をそろえて承認まで進める | 数日〜数週間 |
| 6 | 常設に応募して、同じ場所に通う | 数か月 |
1〜4は今日中に終わります。 そして、これをやっていない店舗が半分以上あります。
よくある質問
キッチンカーの出店依頼をもらうには何が必要ですか?
まず出店者ページを埋めて、公開を申請することです。 公開されている1,398店舗のうち、写真を載せているのは42%、メニューを載せているのは48%しかありません(2026年10月17日時点)。出店者ページは誰でも見られ、写真とメニューを載せるなど中身がそろうと、検索エンジンにも出る対象になります。埋まっているだけで比較で有利になります。
実績がなくても依頼はもらえますか?
もらえます。応募に実績は要りません。 要るのはプロフィールの必須項目(写真・メニュー・紹介文など)の入力です。選ぶ側が見ているのは実績の数だけではなく、どんな車で何をいくらで出すのかが分かるかどうかです。写真とメニューを載せることは、実績ゼロでも今日できます。
写真は何枚くらい載せればいいですか?
車両の外観・提供中の様子・商品の3種類があれば足ります。プロの撮影は必要ありません。明るい時間にスマホでまっすぐ撮れば十分です。6割近くの店舗が1枚も載せていないので、3枚あるだけで差がつきます。
メニューに価格を入れたほうがいいですか?
入れてください。価格が分かると、依頼する側が客単価と売上を見積もれます。 出店者ページを公開している店のメニュー3,815品のうち、価格はほぼ全品(3,811品)に入っている一方、写真は2,945品(77%)にとどまります(2026年10月19日時点)。価格と写真の両方をそろえてください。
単発のイベントと常設、どちらを狙うべきですか?
常設です。 募集中129件のうち118件(91%)が常設で、数のうえでも選択肢が多く残ります。同じ場所に通えば担当者と関係ができ、系列店や紹介につながります。単発イベントは毎回ゼロからの関係になります。
まとめ
- 公開されている1,398店舗のうち、写真は42%、メニューは48%しか埋まっていない
- 依頼する側は店名・写真・メニュー・書類・エリアを並べて見ている
- 写真は外観・提供中・商品の3種類。スマホで十分
- メニューは価格まで入れる。客単価を計算してもらえる
- 常設に通うのがいちばん強い。 系列店や紹介につながる
出店コネクトナビは、出店場所をさがすキッチンカーと、キッチンカーを呼びたい施設をつなぐサービスです。登録は無料です。まずは写真とメニューを埋めるところからどうぞ。