募集者向け2026年9月7日

キッチンカーの呼び方は?決めることは4つ、募集中110件で解説

キッチンカーを呼ぶときに決める4つのこと

イベントに1台だけ呼びたい。駐車場の一角に毎週入れたい。社員向けにお昼を出したい——呼びたいが、何から手をつければいいか分からない

先に結論です。決めることは4つだけです。

  • 日程 … 開催日、または入ってほしい曜日
  • 場所の条件 … 電源、水道、搬入と搬出の時間
  • 台数 … 1台から呼べます
  • 出店料の形 … 受け取るのか、こちらが負担するのか

この4つが決まれば、あとは募集をかけるだけです。メニューや当日の配置は、出店者が決まってからでも間に合います。

後半では掲載中の募集を数えました。2026年9月6日時点で募集中の110件のうち、常設が97件、単発のイベントが13件。1回だけ呼ぶのか毎週呼ぶのかで、決め方も出店者の集まり方も変わります。

呼ぶまでの流れは4段階

第1段階 日程と場所を伝える

ここで決めるのは日程です。開催日と時間、それに会場の住所。この2つが分かれば相談を始められます。

候補日が複数あるなら、そのままお知らせください。毎週や毎月の常設なら、日付ではなく入ってほしい曜日を決めます。台数もメニューも未定で構いません。

第2段階 会場の条件を整理する

ここで決めるのは場所の条件です。電源、水道、搬入と搬出の時間。この3つが、出店者にとっていちばん大きい判断材料になります。

第3段階 募集を出し、出店者を選ぶ

ここで決めるのが台数出店料の形です。

条件が書かれていないと、出店者はその場所で売上が立つかを見積もれず、応募をためらいます。だから条件は、募集を出す前に揃えてください。 逆に言えば、揃った時点で募集は出せます。

その募集を見るのは、登録している3,521店舗の出店者です。どんな店に依頼できるかはキッチンカーの出店依頼はどう出す?にまとめています。

第4段階 当日の運営

搬入時間の連絡、車両の配置、雨天時の判断。ここは決めることというより段取りです。全体像はキッチンカーを呼びたい方へに、イベントやマルシェの場合はイベント・マルシェ・お祭りの手配にまとめています。

会場の条件で必ず聞かれること

募集を出す前に決めていただく項目です。この10項目が、そのまま募集要項になります。

項目 決めること
搬入・搬出時間 入れる時間と、片づけの終了時間
電源 使えるか。使える場合の容量
ガス機器 使用してよいか
水道設備 使えるか
飲食スペース 座って食べられる場所の有無
ゴミの処理 引き取るか、持ち帰りか
屋内・屋外/屋根 屋根の有無
高さ制限 立体駐車場や軒下の制限
雨天時の対応 決行・中止・順延
希望メニュー 出してほしいもの、避けたいもの

単発のイベントなら、これに想定来場者数出店料の考え方が加わります。

電源も水道も無くて構わない

「うちは電源が無いから無理だろう」と諦める必要はありません。発電機を積んだ車両、給排水タンクを備えた車両があります。

大事なのは、設備が揃っていることではなく、揃っていないと分かっていることです。「電源なし」と書いてある募集には、発電機を積んだ車が手を挙げます。

台数は車を停める区画から逆算する

台数は「呼びたい数」ではなく「停められる数」で決まります。1台あたりの目安は、軽トラック型で約3メートル×5メートル、1トントラック型で約3.5メートル×6メートル。これに、お客様が並ぶ場所が別に要ります。電源を引く場合は、1台あたり1,500ワット程度を使う車両が一般的です。1台からご相談いただけます。

いつまでに動くか

最低でも開催日の2週間前までが目安です。直前の相談でも、空いている出店者が見つかれば手配できる場合があります。

ただし早いほうが有利です。出店者は当日に向けて材料を手配しますし、先の出店予定も早い段階から押さえています。直前だと、空いている事業者が限られます。

2週間前というのは、あくまで相談を受けられる最低ラインです。募集を出し、応募を待ち、そこから選ぶところまで含めるなら、早く動くほど選べる幅は広がります。イベントで台数を揃える場合は、イベントにキッチンカーを呼ぶにはにもっと早い目安を書きました。動き出すのは開催日と場所が決まった時点で構いません。

【実データ】1回だけ呼ぶのか、毎週呼ぶのか

呼び方は1回だけの単発と、毎週または毎月の常設に分かれます。2026年9月6日時点で募集中の110件を数えると、こうなります。

呼び方 件数
常設(毎週・毎月、決まった曜日) 97件
単発のイベント 13件

大半が常設です。募集の主流は「1日かぎりの催し」ではなく、決まった曜日に繰り返し入ってもらう形だということになります。

「どこに呼ぶか」という別の軸で分けると、内訳はこうです。

場所の種類 件数
スーパー 34件
学校 31件
商業施設 29件
イベント会場 7件
オフィス 5件

これは「どこに呼ぶか」で分けた主な内訳(2026年9月6日時点)で、上の常設・単発(いつ呼ぶか)とは軸が違います。イベント会場の7件と、単発イベントの13件は数え方が別です。上位のスーパー・学校・商業施設は、いずれももともと人が集まっている場所でした。

単発なら、集客はこちら側の仕事になる

ここからはデータではなく、条件の設計としての説明です。

単発は、来場者を呼ぶところから主催者の仕事になります。告知の手間も費用もこちら持ちで、天気が外れれば材料が残るのは出店者の側です。前回の実績がない催しほど、当日の売上は見積もりにくくなります。

そこで単発では、読めない部分を埋める条件を用意します。想定来場者数とその数え方を正直に伝える、出店料を下げる、売上を保証する。いずれも、読めない部分を主催者側が引き受ける形です。

常設なら、決めるのは曜日と回数

常設で決めるのは日付ではなく曜日です。「毎週水曜」「第2土曜」という形になり、いったん決めたらしばらく変えない前提で組みます。回数も同時に決めます——毎週なのか、月に1回なのか。

先の出店予定を早くから押さえる出店者にとって、曜日が決まっている募集は予定に組み込みやすくなります。 呼ぶ側も、一度決めた条件をそのまま使い続けられます。決めごとが少なくて済むのは、単発よりも常設のほうです。

場所ごとの条件設計は、商業施設の催事スーパーの駐車場駐車場を貸す場合に書いています。

【実データ】曜日で金額を変えるのが普通

出店料でよく迷うのが「平日と週末で分けるべきか」です。募集中110件のうち、両方に金額を出しているのは39件。その39件を比べると、こうなります。

平日と週末の関係 件数
平日のほうが安い 25件
同額 14件
平日のほうが高い 0件

読み方は2つあります。「分ける/分けない」は会場ごとに割れています(25件対14件)。一方で「分けるならどちら向きか」は、例外なく平日を安くする方向でした。来客が多い曜日ほど売上が立つので、出店者もその分は払えます。

金額の水準はこうです。2026年9月6日時点で、常設で固定額を出している48件の中央値は、平日も週末も5,000円。同じ48件で最も低いのは平日3,000円・週末4,500円でした。中央値も最小もこの48件だけを数えた値で、歩合や併用の案件は入っていません。

ここに出ている金額は、いずれも出店者の側が負担する総額です。仲介が入るときは手数料が差し引かれるので、会場側の受取はこれより少なくなります。

平日と週末の差は平日の出店場所に、金額の全体像は出店料の相場に詳しく書きました。

出店料は誰が払うのか

4つ目の「出店料の形」です。誰がお金を払うかで3通りに分かれます。

  1. 来場者が自分で買う形 … 負担はなく、逆に出店料を受け取る側になります。マルシェ、お祭り、学園祭など、もっとも多い形です
  2. 売上保証 … 売上が一定額に届かなかった差額を負担します。社員向けや学校行事など、来場者が限られる場合に
  3. 商品買取 … 無料で配る場合に、食数分を主催者が買い取ります

集客が見込める催しなら、1番目の形で持ち出しは発生しません。 2番目と3番目は主催者側に費用が出ます。目安はキッチンカーを呼ぶ費用で確かめてください。

受け取る側になる場合、決め方は固定・歩合・その併用と、金額を出さない応相談の4通りです。2026年9月6日時点の募集中110件では固定のみの52件が最も多く、歩合の率や税の書き方まで含めた内訳はキッチンカーを無料で呼ぶにはにまとめました。

忘れやすいのが税の扱いです。「5,000円」とだけ書くと税込か税別かで後から食い違うので、募集要項に必ず添えてください。実際の書きぶりは掲載中の募集案件で見られます。

よくある質問

キッチンカーは1台から呼べますか?

1台からご相談いただけます。 複数台を並べると賑わいは出ますが、同じ来場者数なら1台あたりの売上は分散します。台数は停められる区画から逆算してください。

いつまでに相談すればよいですか?

最低でも開催日の2週間前までが目安です。直前でも、空いている出店者が見つかれば手配できる場合があります。ただしこれは相談の最低ラインで、募集を出して選ぶところまで含めるなら早いほど選べます。日程と場所が決まった時点でご相談ください。

電源も水道もない場所ですが、呼べますか?

呼べます。 発電機を積んだ車両や、給排水タンクを備えた車両があります。困るのは、無いと伝えないまま当日を迎えることです。募集に「電源なし」「水道なし」と明記してください。

平日と週末で金額を変えるべきですか?

変えるなら、平日を安くしてください。 両方に金額を出している39件のうち、平日が安いのが25件、同額が14件、平日が高いのは0件でした(2026年9月6日時点)。同額でも構いませんが、週末を安くする設定は避けてください。

1回だけのイベントでも呼べますか?

呼べます。 ただし2026年9月6日時点で募集中110件のうち、単発は13件で常設が97件です。単発は当日の売上が読みにくいぶん、想定来場者数とその数え方を伝えるなどの工夫が要ります。

まとめ

  • 決めるのは日程・場所の条件・台数・出店料の形の4つ。メニューと配置は後でよい
  • 場所の条件は電源・水道・搬入時間。無くても構わないが、無いと書くこと
  • 相談は開催日の2週間前までが目安。募集して選ぶ時間まで含めるなら早いほどよい
  • 募集中110件のうち常設97件・単発13件(2026年9月6日時点)。単発は集客もこちら側の仕事
  • 曜日で分けるなら平日を安く。常設で固定額の48件は中央値が平日・週末とも5,000円(2026年9月6日時点)で、これは出店者の側が負担する総額

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